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『マウンテンバイク修復備忘録』
mongoose fireball / 2010
2010年 ダートジャンプMTBが何かもわからないまま価格に惹かれて手に入れた マングース ファイヤーボール。
10年以上ガレージの奥に放置して そこにあるのも忘れかけていた。
久しぶりに出してみるとチェーン、ワイヤー類は錆びて変速不能、ブレーキ不良、タイヤは前後パンク、インナーチューブは致命的に錆びている。日の丸カラーのボーン&マルーンもクリアが剥げている。
さすがに不憫に思えて 直しはじめたのが 2026年6月だった。
最初は動くなるようになればいいと思っていたが...
ここに5か月間の修復記録を記すそうと思う。
自転車のレストアを考えている方の参考になれば幸いです。
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チューブ、チェーンを交換、不調だった変速系はSRAM X4 からシマノのALTUS 8速に新調し、とりあえず走れる状態にした。
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コンポ入れ替えに合わせてカセットスプロケット、チェーンリングもいくつか試した。
8sカセット11-28T × 前36T は街乗りには良いが、MTB のローギアはもっと軽くないとダメだということにようやく気付く。
前36T → 34T → 32T と少しずつ軽くして、8sカセットは11-32T、ロー側ギア比 1.0に一先ず落ち着く。
また、右ゴケから新調したディレーラーを守るためプロテクターを追加した。
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新車から16年間ノーメンテのハブベアリングは当然ながらグリスが枯れていたが、レース、ボールに致命傷は無く、洗浄&グリスアップで再生。
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ボトムブラケットに少しゴリが出ている。
新品交換しようと探したが ISIS規格は時代遅れのようでほとんど出回っていない。 見つけても1万円以上するので諦めた。
とりあえずダストシールのリップ隙間にシリンジ針を差し強引にグリスアップした。
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動かせるようになり トレイルなどで試走。
ダートジャンパーは各所パイプが短くフレームはとてもコンパクト。そして衝撃に耐えれるよう骨太な造り。だからトレイルMTBより重い。fireball は16kg近くある。
このギュッと詰まったスタイルのまま ちょっとぐらい距離を走れるバイクにできないかと考え始める。
まずは軽くしたい。
ホイールもサスペンションもやっぱり骨太、ハンドルやチェーン脱落防止ローラーなど鉄で出来ている。キャンセルや部品交換で2kg は削れそうだ。
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いい出物があった。
リバウンドのダンパー調整ができる コイル式サス。 アウターチューブがマグネシウム製のSRサンツアー XCR32 現状渡し品。
不具合は無いとのことだったが、プリロードノブ固着、ロックアウト不能、ダンパースピード調整ノブ接着剤固定、コラム長が足りないのは想定内、そして 26インチと明記されていたのに27.5インチ用が届いた。これだからヤフオクはオモシロい。
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全バラしで洗浄。ダストシール、フェルトリング、Oリング、L/Oレバー、ダンパースピード調整ノブを新しいものに交換。
ダンパーカートリッジは次の機会に交換を考える。寸足らずのコラムはエクステンションで伸ばした。ここは一度振動で緩んだが、コラム内径とエクステンションのアンカー部にヤスリで水平方向の傷をつけて組み直してからは不具合無い。
アーチで繋がっているマグ製アウターチューブは本当に軽い。
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グリス、潤滑油を新しいものにして組み上げたら見違える動きに。1Gのプリロード調整値がかなり変わった。
この後、シールドベアリングタイプのヘッドパーツを入れるためクラウンレースを圧入(ではなくタガネで優しく打ち込む)
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ベースがダートジャンパーでも無理なくロングライドができるのか試してみたい。
ロー側ギア比1.0で延々と続く激坂を登れるのか、このショートホイルベースで下り高速コーナーはどうか。
やってみなければ分からない。まずは軽量化だ。キャンセルできるパーツは外し、シートポストやハンドルバーなどはカーボンに変更した。タイヤ幅は2.3から2.1へ、案外重量のあるチューブもTPUで軽量化。サスペンションは軽量化とともにダンパー調整があるのでロックアウト(油圧固定)できるようになった。シートポストとステムを伸ばし サドルもロングライドに定評のあるWTB VOLT を選んだ。ペダルはフラットの片面SPDタイプに変更、これは吉凶どちらに出るか。
コースは未舗装あり、延々と続く平たん路あり、20%越え激坂あり、旨いものありの南房総周遊を選んだ。
初日は上り下りを繰り返す山岳ベースの50km、2日目は海岸線ベースの75km、2日間で125km、獲得標高1600m。

スタート地点の鴨川 魚見塚展望台より望む

魚見塚展望台まで担ぎ上げる

ルートマップ&走行データ

スタート地点の鴨川 魚見塚展望台より望む
走り終えて感じたこと。
案外イケるが もう少し軽いギアが欲しい。荒れた道でなければロックアウトは常時作動。片面フラットSPDは良くも悪くもある。尻パッド無しで125km 快適だったVOLT は素晴らしいサドル。
このテストツーリングで次にどうすれば良いか見えてきた。11-36T 9速化だ。フレームも再塗装しよう。
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剥離剤が塗膜に入り込むようにボーン&マルーンに傷をつける。同時にVブレーキ台座を削り落としてスムージング。
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剥離剤3回、スクレーパー、ワイヤーブラシで ボーン&マルーンを完全に落とすのに三夜費やす。
最後はダブルアクションに#400を付けて仕上げた。DIYはここまで。ペイントはお世話になっているプロに依頼す る。
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フレームをペイントに出している間、やっつけ仕事だった ボトムブラケットのグリスアップをしておく。
左右のダストシールを外しパーツクリーナー×エアブローで汚れを落とす。4回目でほぼ油分が落ちた。
新しいグリスを充填しダストシールを元に戻す。新品とはいかないが ゴリはほとんど感なくなった。
デカールなど当然ない。無いものは作るしかない。これは業者さんに依頼。
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10日ほどでペイントが上がる。
色はブルーグレ ーでソリッドにした。デカールも違和感なく収まった。
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2026.10
ワイヤー類やブレーキローターなども新調し、気がつけばオリジナルパーツで残っているのはホイールとクランクのみとなった。9速化と再塗装で 一先ずは完成とする。現在の仕様で車重13.2kg。
10年以上ほったらかしてしまったので、これからは愛車として扱っていこうと思う。
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