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コールマンのプロパンガス缶
黒いマスク

​11:05 UA033便は定刻通りロサンゼルス国際空港(以降LAX/エルエーエックス)に到着。さあ旅の続きをはじめよう。

空調の効いた到着ロビーのドアを開けると、想定外の熱気が刺さってきた。堪らずレンタカーのシャトルバス乗り場でTシャツになる。さすがに異常気候らしいが、この乾いた熱気が好きだ。

旅のスタイルはLAXでレンタカーをピックアップ、アメリカ南西部の大自然 グランドサークルを中心に今は無きハイウェイ ルート66を可能な限りトレースする。街道は安モーテル、国立公園はテント泊。カリフォルニア、アリゾナ、ニューメキシコ、テキサス、コロラド、ユタ、ネバダなどを巡りロサンゼルスに帰ってくる。

​さて、僕は写真を撮る。「ルート66写真」や「グランドキャニオンキャンプ」などで検索いただければ グーグルのトップページに出てくるので それなりにご覧いただいているのだろう。この場をお借りして感謝申し上げます。

Route66, Cool Springs Station
割れた窓越しの Roy's Motel & Cafe
ルート66、路上のモノクローム写真。
�トワイライトの Bagdad Cafe

さて、レンタカーの話に戻る。

どこの会社も空港周辺に点在して LAXのバスターミナルまで無料シャトルバスを用意してくれている。メジャーなところはバスがひっきりなしに入ってくるが コスト重視で選んだ会社のバスはなかなか来ない。鼻腔がこの空気に順応するまでの時間にちょうどいい。

肝心な車だが、車中泊(モーテルが取れない、雨のキャンプなど)の可能性も考え 今回はミニバンを事前予約している。

ダッジグランドキャラバンまたは類似車種ということだったが、dollarレンタカーのミニバン置き場は Kiaばかりでダッジは1台もない。

グランドキャラバンのフルフラットカーゴ。平らな床で身体を伸ばして寝るということは この旅では重要だ。12日間の相棒になるのだから あまり妥協はしたくない。

駐車場内の流れを見ていると、洗車と給油を終えた車が随時補充されていることが分かる。ミニバン置き場に回される車はどれを選んでも良いはずなので 急いでもないし もう少し お目当てのグランドキャラバンを待つかな。

と思っているところに 給油、洗車を終えたばかりらしき北米トヨタのシエナ が入ってきた。違和感のないカタチ、何とも言えない安心感。ナンバープレートはバージニア。大陸横断してロサンゼルスで乗り捨てられたようだ。何だか頼もしい相棒になりそうだ。フルフラットの件は まぁいいか。

配車担当と思われるスタッフに「拭き上げ要らない、コレにする」と伝え 13:10ピックアップ。スタート時のオドメーターは27,581マイル。

明日からの旅のため今日は準備日とした。サンタモニカもハリウッドも寄らず、今晩厄介になる友人が住む

The Brewery Artist Loftsへ向かう。

運転に少し余裕が出たころインパネに表示される「104」に目が留まった。これ外気温か。

Siri に訊いたら摂氏40℃だという。どうりで暑いわけだ。

 

 

今回、国立公園やナバホ公園内でのキャンプが4泊ある。

ソロテントなどある程度の道具は日本から持ってきたが、ストーブなど火器類や、かさばる寝袋、クーラーボックスはロサンゼルスの友人に借してもらうつもりだ。

ストーブについては慣れたものを使いたかったので、念のため航空会社に ガス缶が付いていない状態で手荷物に入れられるのか訊いてみたところ、ストーブ内の残留ガスが100%無いとは証明できないのでNGということだった。

但しパッケージを開封していない明らかな未使用品は問題ないらしい。(2017年当時の見解)

2023.06加筆

国土交通省「機内持ち込み・お預け手荷物における危険物の代表例(R3.2)」によるとキャンプ用ガスバーナーは残留ガスが無いことを条件に預け手荷物・機内持ち込みともに可能となっている。

航空会社によっては事前申告をした上で係員が残留ガスのチェックを実施、安全が確認されれば預け手荷物・機内持ち込みともに可能とのことだが、ご利用の航空会社がどこまで対応してくれるか事前にご確認ください。

一息ついたら足りないものの買い出しに出かけよう。水やインスタント類、予想外の夏服はウォルマートで揃うが、ソロキャンプ道具はアウトドア専門店を覗いてみたい。

I-5N(インターステート5号線北行き)を13マイルほど北上したバーバンクという街にどちらの店もあると教えてもらい、16:00ごろArtist Loftsを出た。

'17ワールドシリーズの第2戦が、この後ドジャースタジアムで始まるせいか I-5 は お祭り車が何台も出て騒がしい。

〔日米キャンピングガス事情について〕

日本でいちばんポピュラーなガス缶はカセットコンロ用のCB缶だ。

コンビニや100円ショップでも手に入るが、基本的にブタンガス(ノルマルブタン)なので気温が低い環境では使えない。

キャンプや登山ならOD缶(T型)が一般的だろう。低温環境に合わせイソブタンやプロパンの混合率が調整されているものもある。

一方アメリカではCB缶は存在するものの、キャンピングガスとしては見なかった。理由はウォルマートのファミリーキャンプ用品売り場を見てすぐに分かった。

コールマンのUS規格プロパンボンベ(465g)が、2本で7ドルという超低価格で並んでいるのだ。というかこのガスしか置いていない。表示を見る限りプロパン混合ではなくプロパン100%みたいだ。これは実にうらやましい。

この継手に合うストーブ類も安価で種類が多い。大きく頑丈そうなゴトクは安心感があり、家族と自然を楽しむための道具、アメリカのキャンピングカルチャーを感じることができた。

海外のガス缶、コールマンのプロパンガスの写真。

2023.06加筆

現在の価格は2本で9.86ドルに値上がりしているが、まだまだ安い。ちなみにアマゾンジャパンでは 14,000円前後の値がついているが、よく売れているようだ。

念のため、飛行機に乗せることはもちろん、船便でも個人輸入はまず無理なので諦めて欲しい。アマゾンで10倍の値を付けても売れる理由だ。

アメリカではファミリーキャンプはコールマンのUS規格プロパンボンベ、アウトドアは Jetboil やMSRストーブなどのOD缶と住み分けされているようで、ウォルマートにOD缶は無く、反対にREIなどのアウトドア専門店にコールマンプロパンボンベは無かった。

LA上空
LAダウンタウンにあるアーティストロフトからの眺め
LAダウンタウンにあるアーティストロフトのエレベーター
ターゲットの買い出し
アウトドアショップ R.E.I.

2017.10.25(水) 初日のスナップ

バーバンクからの帰り、I-5S(サウス)は渋滞。ドジャースタジアムのある右の山が明るい。第2戦はまだ終わっていないようだ。

間違えて110に合流したりしてArtist Loftsには20:30ごろ戻った。

初日から夜のロサンゼルスハイウェイをドライブするのは、やはりハードルが高いな。

〔参考リンク〕

レンタカーの手配をした Rentalcars.com

・コールマンUS規格プロパンボンベ

・アウトドア専門店 REI (アールイーアイ)

​・The Brewery Artist Lofts

​ROUTE MAP

2020年4月 追記

本サイトは写真ベースの2017アメリカロードトリップノート。

​このページは準備日のため写真は有りませんが、下記の10/26(木)→をクリックされると旅が始まります。

グランドサークルやルート66を自分でドライブしたいと思っている人の参考にでも もしれれたら 僕はとても幸せです。

写真については我儘で主観的なものが多いです。キレイなものよりイビツなものに感情が揺さぶられてしまいます。モノを擬人化して撮ってしまう癖もあります。

なので、お気に召さなかったら ごめんなさい。読み進めていただく場合は、その点、ご承知おきくださいませ。

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